酸化分解型生分解樹脂
酸化分解型生分解樹脂デグラノボンは3つの要素で分解をします
- 自然環境中の光、温度・酸素、微生物によってPE・PP樹脂を低分子化し、最終的に水と二酸化炭素の無機物に分解する酸化分解促進剤(日本国特許第2961138号「分解可能な重合体組成物)です。
環境によりますが、ある程度分解期間の調整ができます。
- デグラノボンの分解システムの基本的な考え方
今までの発想 →→→ 分解する高分子新素材を作る。
ノボンの発想 →→→ PEやPPの直鎖に作用して酸化分解させる。
分解劣化したLDPE
- 放置したLDPE肥料袋も2〜3年経つとまるで卵の殻を割るような感覚です。
分解劣化したLDPE肥料袋
- 約100μ厚のLDPE袋ですが、使用後は水と炭酸ガスとバイオマスに分解され最終的には土に帰ります。
これで解ったデグラノボンのコンセプト
- オレフィン樹脂は最も汎用的に使用されている樹脂です。しかし、木やコットン等の天然素材と比較すると著しく分解が遅くゴミ処理問題を引き起こしています。
もし自然界の中で天然素材と同じように分解することができたら...というのがデグラノボンの開発コンセプトです。
- そもそもPEやPP樹脂は天然素材と同じ炭素(C)と水素(H)から構成されています。
従って、天然素材が酸化し、腐敗するようにPE,PPも遠い将来、酸化分解し細かく小さな分子へ(低分子化)、そして微生物が食べて行きます(二酸化炭素CO2と水H2O)。
- オレフィン樹脂の酸化を促す事が必要です。
デグラノボンは酸化促進剤によってオレフィン樹脂の分解を促進し、しかもある程度速度制御致します。
自然界に戻って行くOPP外袋の近未来
- 酸化分解することは自然界に戻って行くということなのですね。ご苦労様でした。確かに見届けました。
グレードによっては土に埋めなくても、分解してゆく姿は容易に確認されます。
約3年間事務所のサンプルケースに置き去りにされていた外袋の姿
外国では認められているのでしょうか?
- TNO Industrial Research : オランダ応用化学研究機構
- Franhofer Institute : フランホーファー研究所
- Royal Institute of Technology : スウェーデン王立研究所
- State University of New York : ニューヨーク州立大学
- Center for Ecological Technology : 米国環境技術研究所
- 以上の機関で、デグラノボン添加プラスチックが最終的に、水と二酸化炭素に分解されることが証明されています。
- 現在、日本企業様が海外へ出荷されます製品の包装資材には現地バイヤー様の要望に応じて、酸化分解型生分解包材の採用が増えております。
- 以上の機関で、デグラノボン添加プラスチックが最終的に、水と二酸化炭素に分解されることが証明されています。
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